2011年3月30日水曜日

自分にできることをしたい」…韓国人留学生が被災地に残った理由

サーチナ 3月29日(火)17時56分配信
仙台で4年間の留学生活を終え、帰国の準備をしていた韓国人留学生のパク・ヨンギルさんは地震発生後「今は日本が大変な時。自分にできることをしたい」と、現地でボランティア活動を始めた。韓国のSBS放送が地震関連の特集で報じた。

パクさんは4年間の留学生活を終えて3月22日に帰国する予定だった。しかし、11日の地震後に身を寄せた避難所には年配の方が多く、彼は自然と力仕事 を手伝うことになった。地震対策本部がパクさんのために、韓国行きの航空便や、閉鎖された仙台空港以外の空港所在地、交通手段などを調べてくれたことにパ クさんは感動し、「10年ぶりに涙が出た」という。

「4年の間にここで出会った知人と友人たちを残して自分だけ韓国に帰れない」、「自分にできることをすべてやってから、韓国に帰りたい」、「すこしでも力になりたい」と、パクさんは仙台に残ってボランティア活動をすることを決意した。

パクさんは自身の避難所での生活と仙台に残るまでの経緯を15日にコミュニティサイトに掲載、同エピソードは18日に韓国メディアに大きく取り上げられ、話題を呼んだ。韓国中から称賛とともに「がんばれ」、「無事に帰ってきて」などと応援が殺到した。

SBS放送が27日に「日本を揺るがした大地震、去る者と残された者」と題した地震特集でパクさんのエピソードを取り上げ、パクさんのインタビュー内容を紹介したうえで、「外国人の日本脱出の行列が続くなか、現地でボランティア活動をしている」とたたえた。

パクさんは取材に対して「親は心配だろうが、私はここでしていることを知れば理解して、信じてもらえると思う」、「このまま帰るのはつらい。自分にでき ることはやって、気を楽にして帰りたい」、「このような仕事で力になれること自体が本当にうれしい」と述べた。(編集担当:金志秀)

**********

震災ボランティアは日本人だけではない。
パクさん地震も被災されてどんなに怖い思いをしただろうか。
もともと帰国の予定があったのにもかかわらず、被災地でボランティアを続けるパクさん。
彼の行動は称賛に値する。
彼以外にも外国人が被災地で活動を続けている。
インドネシアのリタさんは日本との経済連携協定(EPA)に基づく看護師候補者として国立病院機構宮城病院で「看護助手」として働いている。地震の日、入院患者らを誘導し助かった。現在は帰国しているが、また日本へ戻りみんなを助けたいとのこと。 
わざわざ被災地の日本へ行くなど、家族の反対もあるかもしれない。
日本で活動を続ける際、格安国際電話で家族と連絡を取り合ってほしい。
同様にEPAで来日中の4人のフィリピン人介護士候補も「お年寄りを見捨てて去れない」と働き続けている。フィリピンの地元メディアもタガログロ翻訳して「介護のヒロイン」などと彼女らをたたえている。 
彼らのような人々に今日本は救われている。
日本に外国人が滞在するには、投資・経営ビザ人文知識・国際業務ビザ等が必要だが、真に日本の力となってくれる外国人にはビザなど関係ない。
彼らは皆、日本で彼ら自身が良い経験をしたため、今困っている被災地の人々の力になってくれている。
被災地のみなさん、あなた方の常日頃のやさしさが彼らを被災地に留まらせる大きな理由だと思います。
辛いことだらけかもしれませんが、いろいろな人の助けを借りて、少しでも笑顔が見えることを願っています。

By MT 

0 件のコメント:

コメントを投稿