2011年7月1日金曜日

中国の人材競争力はわが国を抜いた「中国に学べ」=韓国

サーチナ 7月1日(金
 韓国のサムスン経済研究院はこのほど、「中国の人材競争力は数と質の両面で韓国を追い抜いた」と報告した。6月30日付で環球時報(電子版)が伝えた。

 報道によると、中国では229万人が研究開発に携わっており、その数は韓国の7.4倍にあたる。世界の工学技術分野における優秀な大学上位100校のうち、中国から9校がランクインしているのに対し、韓国はわずか2校しか入っていない。人材競争力を高めるために、中国の人材戦略は多様化しており、競争は日に日に激しさを増している。

 中国は1998年5月に“985プロジェクト”と呼ばれる計画を開始した。人材戦略の構造改革によって、中国では1000校もの大学が改編・合併され、238校まで減少した。同時に、大学、政府そして企業が一体となって多くの提携モデルを作り上げてきた。

 太陽発電などのエネルギー産業の発展のために、中国の大学と大学院は専攻学科を開設し、人材確保のため、中国政府は留学から帰国した理工学科の人材に1人当たり100万元(約1240万円)の補助金を支給している。

 韓国の研究専門委員柳志成氏は「人材競争力を高めるために、韓国も大学の構造改革に着手すると同時に、独創的な技術を持つ人材を養う必要がある。また、企業も産業技術に関する人材を養う面で、より多くの投資を行なうなどして協力を分担する必要がある」と危機感をあらわにした。(編集担当:及川源十郎)
*****************

優秀な人材の確保、または海外への流出を防ぐのは各国の課題である。
中国、韓国はその競争も激化しているようだ。
国際的に見れば、優秀な人材は外国人就職・外国人転職はそう難しいことではない。
特に技術も持った理系であれば、もし何かひとつでもアイデア商品を開発しようものなら、技術翻訳特許翻訳するだけで世界中どこでも望むところで研究ができるようになるかもしれない。
記事の最後にある韓国の研究専門委員柳志成氏の言葉は、われわれ日本も考えなければならないことである。

By MT




0 件のコメント:

コメントを投稿