2011年8月9日火曜日

大きな実を結んだ禁煙とダイエットの失敗

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版  2011/08/09 13:47:44

SKテレコムの役員「禁煙目標を達成できなければ寄付」
低所得層の子どもたち、毎年フィリピンでの語学研修

イロイロ(フィリピン)=キム・ウンジョン記者】 フィリピンの首都マニラから車で1時間ほどの距離にあるイロイロ市の語学学校では、5日に特別な発表会が行われた。韓国の低所得層出身の中学生と高校生10人が、7月23日から始まった18泊19日の英語研修を終え、講師や語学学校の生徒たち30人以上の前で英語でそれぞれ感想を述べた。与えられた時間は各自3分。
 15歳のキム・ジンジュさんは「アイム・ノット・“イエスガール”・エニモア(わたしはもうイエスガールではありません)」と発表し、講師らから拍手を受けた。語学学校での授業初日、英語を聞くことも話すこともできなかったキムさんは、講師が尋ねる質問にひたすら「イエス」と答えていたため「イエス・ガール」と呼ばれるようになった。そのキムさんがフィリピンでの生活について、たどたどしい英語ながらも、自らの考えを自分の言葉で話せるようになった。キムさんは「ようやく意思の疎通ができるようになったのに、韓国に帰る日が来て残念だ」と述べた。
 ソン・ミヘさん(17)は「ビッグ・マウス(大きな口)というあだ名はいつまでも忘れません」と述べた。ソンさんは英語に自信がなかったため、授業中は口を大きく開けずつぶやくようにしか話さなかった。そのため講師は、「もっと口を大きく開けてほしい」という願いを込めて、ソンさんに「ビッグ・マウス」というあだ名をつけた。ソンさんは「忍耐強く指導してくれた先生たちに心から感謝したい」と感想を語った。
 ソンさんたちは研修の最終日となった6日、現地の孤児院を訪ねて子供たちと共に時間を過ごし、地元の中学で行われた英語会話授業にも参加して、これまで学んだ英語の実力を試した。
 韓国の中高生が参加するこの研修は、「挑戦、イングリッシュ・アップ・プログラム」と呼ばれるもので、SKテレコムとプスロギサランナヌム(小さな愛を分け合う、の意)会が共同で行っている。2008年に始まったこのプラグラムの参加対象は、全国に34カ所ある青少年専用地域センター「1318ハッピーゾーン」に属する低所得層の中高生1112人で、このセンターで1学期の間に英語の目標点数を達成した子どもたちの中から10人が選ばれ、毎年夏にフィリピンでの語学研修を行っている。財源は2007年にSKテレコムの役員が支援した寄付金2億ウォン(約1400万円)。役員らは禁煙やダイエットなどの目標を掲げ、それが達成できなければ寄付金を支払い、また昇進した場合には花環を売却するなどして資金を集めた。
 語学研修のチャンスを手にした生徒たちは、この機会を決して無駄には過ごさなかった。午後6時に正規の授業を終えた後も、夜10時まで自主的に研修院に残り、自習を続けた。チェ・ソンヨンさん(18)は「英語はいつも越えられない壁のようだと思っていたが、簡単な単語でも会話できることを知り、自信を持てるようになった」「韓国に帰ってもずっと英語の勉強を続けたい」と話した。

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中高生のフィリピンでの語学研修が役員らは禁煙やダイエットなどの目標を掲げ、それが達成できなければ寄付金を支払うという、大変ユニークなシステムであった。
これは、非常におもしろいアイデア商品である。
このまま、他企業、他国で行われるようになると良い。
フィリピンは英語学習になかなか良い地域である。
現地での生活にはタガログ語翻訳が必要なため、格安タガログ語ガイドがいると安心である。
中高校生の研修ということで、格安国際電話があればホームシックにかからず学業に専念できるかもしれない。
英語通訳になるわけではないので、英語を身近で楽しいものと認識することが最初の一歩なのかもしれない。

by MT

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