2011年9月7日水曜日

アップルの特許権訴訟、独で起こすのには理由がある

聯合ニュース 9月6日(火)9時27分配信
 【ソウル聯合ニュース】サムスン電子とアップルの特許訴訟が行われているドイツのデュッセルドルフ地裁が、特許権者に有利な立場を取り、不必要な特許訴訟をあおっているとの批判が提起されている。
同地裁はより多くの特許訴訟を誘致するため、特許権者に有利な判決を下しているが、このために世界のIT産業の革新が妨害されているとの指摘だ。
米大手法律事務所のフィネガンが6日に公表した報告書によると、2006年から3年間、デュッセルドルフ地裁で行われた特許侵害訴訟のうち、63%が特許権者の勝利となった。
これは世界平均の2倍に達するほど、特許権者寄りの判決だと報告書は指摘した。同地裁は先月、アップルの仮処分申請を受け入れ、ドイツ地域でサムスンのタブレット端末「ギャラクシータブ10.1」の販売を差し止める決定を下した。これに対し、サムスンは異議申し立てを行っている。
デュッセルドルフ地裁は先月26日に最終審理で、アップルが資料写真をねつ造したにもかかわらず、デザイン権を尊重すべきだとの発言をしており、9日の最終判決でアップルに有利な決定が出るとの見方が多い。
米経済誌フォーブスは「デュッセルドルフ地裁でなら、証拠に問題があっても勝利できるだろう」とし、アップルの証拠写真ねつ造の問題点を無視したドイツ地裁を皮肉った。
デュッセルドルフ地裁が特許権者に有利な判決を下すのは、より多く特許紛争を誘致し、収益を上げるためだと、業界はみている。実際にフィネガンの資料によると、デュッセルドルフ地裁はドイツで発生する特許訴訟の40%程度を担当している。ドイツには12か所の地裁があり、同割合は平均の5倍に達することになる。
フォーブスは特許紛争の判決は、類似訴訟にも影響を与えるため、特許権者は「特許権者寄り」の地裁を探し求めるしかないと説明した。
興味深いのは昨年にデュッセルドルフ地裁で、アップルがノキアに一撃を浴びていることだ。ノキアは昨年12月にアップルが7件の特許を侵害したとし、同地裁に提訴。結局、アップルは特許使用料とロイヤルティーを支払うことで合意し、事実上敗北した。
アップルが今回、デュッセルドルフ地裁に仮処分申請を行った背景には、昨年の痛い経験が作用したと関係者らは解釈している。
電子業界のある関係者は、「勝者と敗者を分ける判決より、円滑な合意を導き出せるシステムの構築が急がれる」と強調した。
 
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特許権訴訟を起こす国、裁判所によって結果が異なるのは少しいかがなものかと思う。
そもそも国際裁判をするにあたり、やはり書類等はすべて英語 翻訳だけなのか。
例えばサムスンが訴訟を起こしたら、韓国語 翻訳された書類でも良いのか。
または裁判所のあるドイツ語 翻訳が望ましいのか。
オランダのハーグにある国際司法裁判所で8月にサムスン電子のスマートフォンの販売禁止の判決が出た。
様々な特許権訴訟の結果をオランダ語 翻訳してまとめると判例集として役立ちそうだ。

By MT

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