2011年6月10日金曜日

「韓国企業ワンダフル」 外国人ホワイトカラー1万人時代

2011年06月07日14時30分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

昨年末、大熊(デウン)製薬海外営業部署に入社したロシア人タチアナ・ビシェノワさん(25、女性)。彼女は約10年前の高校生の時、三星(サムスン)のカメラ付き携帯を通して初めて韓国を知った。 彼女は「当時ロシアで三星の携帯電話が大ヒットしていた。こういう製品をつくる国の企業で働きたいと思った」と話した。 このため大学では韓国学を専攻、08年に江原(カンウォン)大経営学科に編入し、卒業後は大熊製薬に入社した。 製薬会社を選んだのは薬剤師の母の影響だ。 彼女は「ロシアなど会社の海外事業展開で力になりたい」と述べた。

韓国外国語大国際大学院で就職準備中の香港人ラムプンペイさん(24)は「猟奇的な彼女」など韓国映画のファンになり、韓国留学を決めた。 彼は「韓国に来てこの社会がどれほど早く発展しているか感じる。 この国の企業で経験を積みたい」と話した。 香港中文大学で新聞放送学を専攻した彼は韓国で新聞・放送などメディア関連業種で就職することを目指している。

国内の外国人勤労者の‘色’が変わっている。 2000年代序盤は「ブルーカラー」(生産職)中心だったが、最近は「ホワイトカラー」(事務職)外国人が増えている。 法務部出入国・外国人政策本部によると、企業に事務職で就職するため特定活動(E-7)ビザを受けた国内の外国人は昨年末1万711人。2324人の研究開発(R&D)人材を除いた数字だ。 5年前の05年(4260人)の2.5倍を超える。 中国(3577人)など新興国だけでなく、米国(1008人)・カナダ(258人)・英国(163人)をはじめとする先進国出身も多い。 外国企業が国内に進出したり、国内企業がグローバル事業を繰り広げながら海外でスカウトした人材もいるが、ビシェノワさんやラムプンペイさんのように韓国企業の技術力や韓流にあこがれて自ら韓国企業の門をたたく外国人も多い。

  このため韓国での就職を希望する外国人留学生も増えている。 05年の2万2526人から昨年は8万3842人と5年間でほぼ4倍になった。 こうした傾向に合わせて国内企業も外国人採用方式を変えている。 経験者のスカウトだけでなく、外国人大卒者を採用する企業もある。 三星は08年下半期から国内外国人留学生を対象に大卒新入社員を採用している。 昨年35人を採用し、今年は50人を選抜する予定だ。 三星の関係者は「具体的な数字は明らかにできないが、昨年より外国人大卒社員の採用規模を増やしたにもかかわらず競争率は2倍に高まった」と明らかにした。 LSグループも外国人大卒新入採用を実施する。

  昨年、教育科学技術部と知識経済部が主催した外国人留学生対象の「グローバル留学生採用博覧会」には約1600人が申し込んだ。 このうち約30人が三星エンジニアリング、LG電子、SK C&Cに入社した。

  一方では、青年就職難の中、外国人ホワイトカラーが雇用不足現象を加速させるという指摘もある。 これに関しインクルートのオ・ギュドク代表コンサルタントは「国内で事務職で働く外国人が増えているが、海外に就職する国内の若者も増えている。外国人の国内就職を否定的に考えるよりも、韓国の青年もグローバル舞台を就職の機会とする進取的な姿勢を持つ必要がある」と述べた。

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この記事を読んで、韓国企業の外国人求人・外国人採用の取り組みは素晴らしいと思った。
ロシア人のタチアナさんのように韓国が好きで韓国で仕事をしている外国人は、韓国にとってとても良い武器になると思う。
彼女らが仕事のみならず、プライベートでも韓国の良さを例えばロシア語翻訳して発信することはとてもプラスになると思う。
日本には投資・経営ビザ人文知識・国際業務ビザ等があるが、韓国の企業に事務職で就職するため特定活動(E-7)ビザとはどうのような違いがあるのだろうか。
ビザの取得の難易によっても外国人就職・外国人転職の数値が変わってくるだろう。
これからますます少子高齢化していく日本は外国人の労働力が必要になる。
その際に韓国の取り組み方は大いに参考になるであろう。

By MT

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